演繹法推論と帰納法推論について詳しく理解した上で、論理を組立てロジカルシンキングに応用する際のギャップを埋める留意点と目的達成志向という考え方までを学びます。⇒第1章の目次

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第1章 ロジカル・シンキングの基礎を学ぼう

この章では,問題解決の骨格として,どうしても理解しておきたい「ロジカル・シンキング(論理的思考)の基礎について学ぶ.構成は以下のとおりである.

1.1 論理学と論理的思考(ロジカルシンキング)はどう違う?

最初に「論理的思考」のベースとなる初歩的な「論理学」の一端に触れながら「論理的」ということの意味を理解し,「論理的思考」の世界の感触を掴む.

1.2 論理は演繹法と帰納法で構成される

これから活用することになる2つの基本的な推論法,「演繹法(えんえきほう)推論1.2.1 演繹法推論(Deduction)とは」と「帰納法(きのうほう)推論1.2.2 帰納法推論(Induction)とは」のそれぞれについて詳しく学ぶ.その過程で「論理的思考」の世界で2つの推論法を活用する際の留意点について理解する.

「論理学」には,寝転んでいても何とか理解できる領域から,大変難解な奥の深い世界まで広がっている.幸い,主として実務に関する事柄を対象とする「論理的思考」は,比較的易しい範囲の「論理学」の基礎を理解し,正しい論理展開の方法をマスターしておけば,誰にもその門戸を開いてくれるので安心してほしい.

1.3 論理的思考への道を開く

とはいえ,論理学を正しく理解し,現実の世界を扱う論理的思考においてそれを厳密に活用しようとすると少なからずのギャップを感じるものであり,本章の後半部分ではそのギャップを埋めるために,再び「目的達成志向」という概念を学ぶ.